万年筆インク「ペリカン4001」ブルーブラック色の変化

その他

5年前にペリカンの万年筆と一緒に同メーカーのボトルインクをプレゼントでいただきました。

毎朝モーニングノートを書くために万年筆を使っています。

これまで使っていたインクが少なくなったため、新しいものを購入しました。

今回インクの色変化の記録と、愛用している万年筆についてブログに書くことにしました。

インクの色比較 開封直後と5年後

ボトルは、左が開封直後、右が5年前に開封。それぞれ新しい竹串で書きました。

新しいものは美しい濃紺(実際は写真よりもう少し黒っぽいです)

5年前のインクはぼぼ入っていないのですが、色は濃いグレーのような色です。

5年前インクの保存は、すぐに補充ができるよう箱から出して、棚に飾ってありました。

色変化の理由

ペリカン4001ブルーブラックは、タンニンと酸化鉄の化学反応を利用して黒色を出しているそうです。

インクの色が時間が経つと濃い黒なる理由は、空気中の酸素によってインクに含まれる鉄イオンが酸化されるためだとか。

青色は時間が経つと退色していくそうです。

そう言われてみると、インクの匂いは少し鉄っぽい?ような渋いような匂いです。

書道の墨、水性サインペンや油性サインペン、ボールペンのどれとも違います。

余談ですが、紅茶に蜂蜜を入れたときに黒っぽく変色して味に渋みが出るような気がします。

紅茶に含まれるタンニンが、蜂蜜に入っている鉄分で変色することは、このインクの色変化と似ています。

書いてから約30分経過。書いたばかりと比べて、どちらもやや色濃くなっています。

万年筆の良さ3つ

インクを新しく買ったことをきっかけに、万年筆への愛着がより湧いてきました。

愛用している万年筆はペリカンのスーベレンM400(インクは吸入式です)です。

一つ目、自分に合った長さや太さであれば描きやすく、普通のボールペンで書くよりも字が綺麗に見えます。

万年筆のペン先の形状のおかげで文字の太さに強弱がつくせいか、ひとからも字がキレイと言われることが多いです。

2つ目、環境問題を意識する回数が増えました。

ボトルインクからインクを補充するたびに、脱プラスチックに貢献できている気持ちになります。

自宅外な仕事で使用するペンは、替え芯タイプを使用していますが、最近替え芯を捨てる時に罪悪感を感じるようになっています。

3つ目、ビジュアルと機能性を兼ね揃えた美しさがあります。

歴史のあるペリカン万年筆は決してお安いものではありません。

素人ではありますが、使ってみると今まで使った万年筆とは違いました。

見た目は細部まで美しく、手への馴染みの良さ、書き味の良さ、インクの詰まりやペン先のトラブルがありません。

万年筆のお手入れ

特別なお手入れはしていません。

インクがなくなったら補充する。それだけです。

本当はインクを補充する度に洗浄するといいようですが、お恥ずかしなが5年前から一度もしたことがありません。

それでも、インクの詰まりや漏れ、ペン先が錆びるといったトラブルは一切ありません。

製品の良さのおかげであることは当然ですが、お手入れなしで使えている理由として思いつくのは3つです。

・毎日使っている

・使用量は多くない(毎朝書いているモーニングページで主に使用)

・自宅で使用

まとめ

万年筆のボトルインクを1本使い切ったことをきっかけに、愛用している万年筆の良さや環境問題について考える機会になりました。

もし、この万年筆を何らかの理由で手放さなければならない時が来ても、きっとまた同じものを手に入れたいと思います。

この万年筆を使って、毎朝モーニングページを書いています。日記は続かなくてもこれだけは大丈夫でした。

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